学校給食における新たな地場産物の活用促進事業（平成23年度文部科学省委託事業）

事業概要

文部科学省より、当該都道府県で生産された農林水産物及びこれらの農林水産物を主原料として加工された食品を当該都道府県内の学校給食での活用促進を図るるため、地場産物の活用に関するこれまでの体制整備や加工品開発などの調査研究を見直し、その成果を普及する事業を行うよう委託を受けました。

委託契約の期間は平成23年7月1日から平成24年2月29日まで。

そこで、行政担当者、栄養教諭等関係者・学校給食センター関係者・学識経験者・生産者・加工業者で構成する、地場産物活用促進委員会を設置し、調理員調理講習会、料理開発コンテストなどを開催し、学校給食において地場産物の活用促進につながる取組みを行いました。

『岩手の食材をふんだんに使った料理』
シニア野菜ソムリエ　小原薫　先生

学校給食調理員を対象に、調理技術の向上や県産食材について、理解を深めていただく事を目的に開催しました。地場産食材を使い、料理の基本であるだしの風味について、料理に合った無駄のない野菜の切り方等、実際に給食でも応用できる献立を丁寧に指導して頂き、参加者と一緒に調理しました。

県学校給食会において、応募数22チームの中から第一次審査を経て選ばれた4チームが参加して第二次審査（調理実技）が行われました。内容は、第一次審査では料理の独創性、アイディア・普及性について、第二次審査では実際に調理いてもらい、色彩・味付け・調理法等を採点し順位を決め表彰しました。

「マーボー大根」
盛岡市都南学校給食センター

「江刺牛と野菜の炒め煮」
奥州市江刺学校給食センター

「ミルクおから」
北上市北部学校給食センター

「いわいの米めん入りサラダ」
一関市大東学校給食センター